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東海大学体験留学(早期単位取得制度)

 「東海大学体験留学」とは、東海大学付属推薦入学制度により大学進学予定の付属高校の3年生が、高校在籍中に大学の学びを先取りし、東海大学が開講している授業科目を履修できる制度です。この体験留学の制度で履修し合格した科目(単位が付与された科目)については、本人の申請により、東海大学卒業要件の単位として認定します。いわば早期単位取得制度です。
 高校での学びと大学での学びを両立することは簡単なことではありませんが、大学の専門教育を体験することで、学術に対する研究心を目覚めさせる契機となり、早期に単位取得することで、空セメスターをつくって海外に留学したり、早期に東海大学大学院に進学する学生もいます(本学には条件を満たせば早期に大学院へ内部進学できる制度があります)。
 上級学年の学習を先取りすることを目的とせず、地に足をつけた着実な教育を行うことを実践していく中で、各種条件が揃ってジャンプアップできるチャンスがあれば、フレキシブルに対応できるのも一貫教育のメリットの一つです。特に優秀な付属生には堅実な教育に加えて、一方では大胆な選択肢も本学では用意しています。

東海大学大学院へ早期進学! 細谷和輝さん 付属高輪台高校卒業
 「ものづくり」に興味があって、工学部に進学したいと思っていました。でも、当時はまだ漠然としたものだったので、間口の広い機械工学科を志望先にしました。付属推薦での進学が決まると、高校から「東海大学体験留学」の紹介があり、大学の先生からの勧めもあって参加してみることにしました。
 体験留学では、高校に通いながら、湘南キャンパスで週1回2科目の授業を受けて学修を進め、よい評価で単位取得ができました。東海大学入学後も学修は順調でした。
 2年次の終盤に入って、指導教員から大学院修士課程への早期進学を勧められました。通常4年次で取り組む卒業研究は3年次のカリキュラム履修と並行して行なうことになりましたが、卒業要件とされる単位の取得には余裕があったので、無理なく大学院に早期進学することができました。
 振り返ると、早期に単位を取得できたことはもちろんですが、体験留学時に材料の基礎を学んだ上で大学入学を迎えられたことが今につながったように思います。
 現在は、東海大学大学院総合理工学研究科総合理工学専攻に在籍し、細胞が付着しやすく人体への害を抑えるための材料表面の改質研究に取り組み、博士(工学)の学位取得を目指しています。将来は、企業の研究職に就き、そこでの研究成果を通じて社会貢献していけるようになりたいと考えています。(2018年4月16日)
細谷和輝さん略歴
・2009年4月 東海大学付属高輪台高等学校入学
・2011年秋学期 東海大学体験留学
・2012年3月 東海大学付属高輪台高等学校卒業
・2012年4月 東海大学工学部機械工学科入学
・2015年4月 東海大学大学院工学研究科機械工学専攻(修士課程)早期入学
・2017年3月 東海大学大学院工学研究科機械工学専攻(修士課程)修了
・2017年4月 東海大学大学院総合理工学研究科総合理工学専攻(博士課程)入学(在学中)
海外派遣留学を経験! 前田知哉さん 付属望星高校卒業
 文学部歴史学科西洋史専攻は第1志望でした。高校の図書室でたまたま手に取った本で、スコットランド史に惹きこまれたのがきっかけです。いま、ここに入って本当によかったと実感しています。
 体験留学では、「西洋現代史」と「西洋中世史」の2科目(8単位)を履修しました。先生の話を頭で整理しながらノートをとらなければならないなど、当初は高校の授業との違いに戸惑いもありました。ですが、こうした体験留学での経験のおかげで大学入学後にうまくスタートダッシュを決めることができました。そして早期に単位取得できたことで余裕もでき、副専攻としてドイツ語を学び、心理・社会学科の開講科目も履修しました。2年次には、オーストリアのウィーン大学への短期留学(東海大学海外派遣留学プログラム)も経験しました。留学先では言葉で苦労もしましたが、色々な発見があり楽しかったです。
 現在は、卒業論文でドイツ中世史の研究に取り組むための準備と、ドイツ語検定、世界遺産検定の合格を目指しています。将来は、大学での学びを活かし観光に関わる職に就きたいと思っています。(2018年5月9日 3年次在学)
前田知哉さん略歴
・2013年4月 東海大学付属望星高等学校入学
・2015年秋学期 東海大学体験留学
・2016年3月 東海大学付属望星高等学校卒業
・2016年4月 東海大学文学部歴史学科西洋史専攻入学
・2018年2月 ウィーン大学短期留学